アリガタバチの寄主のシバンムシは木材や畳のイ草などを
食害する建築害虫で畳の中で産卵します。
シバンムシは、体長は約1.5〜3mmで,楕円形をしています。
体の色は赤褐色で,背中に細い毛がたくさん生えています。
↑シバンムシ
畳をシバンムシが食害するとアリガタバチはシバンムシの幼虫に
産卵するために畳に侵入しますが、そのときに人と接して何らかの
圧力が加わると、『攻撃された』と勘違いして 反撃のために人を
咬みます。
アリガタバチは、蟻と形が似ていますが蟻に比べて足が短く、夏季に
大発生し、近年は新築数年後のコンクリ−ト住宅における発生が多く
刺傷被害が急増しています。
アリガタバチによる刺傷被害はツメダニと良く似ていますが、ツメダニ
に比べて足や手などの露出部が多く、咬まれると痛みを感じます。
畳表の隅にキリを刺したような1mm位の丸い穴を見つけたら
アリガタバチが侵入しているかも知れませんので注意して下さい。
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