ダニ退治の方法
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ダニ退治の一般情報と真実
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ダニ退治シートは、シートで畳全体を密封パックする方法です。
シートはガスバリア性の有るシートですから、殺虫成分が
大気中に出てくることがなく、臭いがすることもなく、安全安心に
ダニ退治ができます。
畳とシート状ナフタリン又は防虫剤をダニ退治シートで夏季は
90日〜120日間、冬季は120〜180日間包込むと、ダニの
成虫や若虫は勿論、卵から生まれてくる幼虫も次々と殺虫される
ので、畳の中のダニは全て死滅します。
日本テレビのニュースプラス1で画期的なダニ退治法が開発されたと
報道され、東京都立衛生研究所は畳の中のダニ類は全滅し、
もう被害にあわないと発表しています。
※製薬会社が作ったシートで、本来は業務用であり全国の専門業者
にしか卸していない商品です。
宣伝もしてませんし、一般のお店では手に入れる事は出来ません。
『業者さんに支払う工賃を節約して、自分で使いたい!』
『ダニ被害で本当に困ってて、気がおかしくなりそうだ!』
というダニ被害に遭われている方の声にお応えする為に、専門業者と
同じ卸価格で一般販売されるようになりました。
業務用ではありますが、使用方法が簡単ですので初心者でもすぐに
ご家庭で使用出来て、使い始めたその日からダニ被害が激減します。
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ダニ取りシート・マット
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誘引剤で誘い込み集めたダニをそのまま捨てる事ができるという
手軽さが人気のダニ退治商品。『1週間で800匹以上もダニを捕獲
できる』と宣伝されている物もあります。
ダニが繁殖する条件の下での実験結果だろうと思われますが、
1gの塵の中にダニは1000匹は生息すると言われていますから、
もし畳が原因のダニ被害だとすると畳1枚に生息するダニの数は
そんなものじゃありません。ケタが違います。
『ダニが大好きな匂いを発する』と言われる誘引剤も、ダニの近くに
フケや食べこぼしなどのエサがあれば、わざわざ誘引剤に誘われる
事も少なく、また、畳や布団内部のダニへの効果も薄いと思われるので、
期待通りにはいかない可能性があります。
家屋内のダニを完全に駆除するには少し力不足に思います。
表面のダニをターゲットにし、他の殺虫剤を5日〜7日毎にスプレーする
等を繰り返していけば、何とか一時しのぎになるかもしれません。
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防虫紙がダニ退治シートと称して販売されていますが、防虫紙は
ガスバリア性がないために殺虫成分やクサイ臭いが大気中に
逃げてしまい、ダニ退治になるどころか、人間の方が殺虫剤の臭い
や毒性で、まいってしまいます。
畳の中に殺虫成分を閉じ込めてダニを殺虫しなければならないのに、
肝心の殺虫成分が大気中に逃げては効果は乏しく、5 cm以上もの
厚さがある畳の中にいるダニを、防虫紙に触れさせて殺虫する事など
ダニも生き物ですから危険を感じると逃げてしまうので効果は期待
できません。
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畳の中のダニは、 90度以上温度で2時間以上、畳の中心温度が
50度を超えてから更に30分間加熱すると畳の中のダニは死滅
します。
しかし、畳が破壊されないこの程度の加熱ではダニの卵までは
殺せず、次々と生まれて来るダニを殺すには、2週間置きに3回
以上加熱しなければダニは全滅しません。
加熱乾燥だけで、畳の中のダニを全滅させることはできませんが、
加熱乾燥後に畳の裏面と畳下床面に殺虫剤を撒布しておくと
ダニ駆除の効果が高くなります。
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ダニが殺虫剤を食べたり、殺虫剤に触れたり、殺虫剤のガスを
吸込んだりするとダニは死にます。
畳やジュータンに殺虫剤を的確に撒布すると数年間はダニの
繁殖力を抑えて効果は期待できるのですが、間違った使い方を
しては効果は期待できません。
畳に針を刺して使用する殺虫剤は針の周辺は効きますが、 5cm
離れると効き目がなく、殺虫剤を炊いて煙でダニを殺す方法も
殺虫剤の説明を良く見ると「畳表面のダニ」と表示しているように
畳の中のダニには効果がありません。
殺虫剤は、東京都立衛生研究所が効果を確認して日本公衆衛生
学会で発表された、実績の高い殺虫剤を使うと、効果は期待できます。
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掃除機
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ダニは弱い虫ですから、掃除機で吸取られると殆どのダニは体が
バラバラとなります。
中には掃除機をかけるだけで畳の中のダニを吸取って退治できる
という話も聞きますが、畳の厚みは5cm以上あるので、畳の中の
ダニをすべて吸い出す事は不可能です。
畳に掃除機をかけると畳の表面近くにいるダニも驚いて畳の底の方へ
と逃げていき、掃除機の音が鳴り止むと畳の表面近くに戻ってきます。
ダニが畳の表面から底まで行き、又戻ってくるのに2時間位掛かります
ので2時間おきに掃除機をかけると、ダニの被害には遭わない事に
なります。
掃除機をかける時は、一度に長くかけるより、短くても数回に分けて
かけた方がダニ退治には有効です。
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大型の電子レンジの中に畳を入れて加熱する方法ですが、ダニの卵
まで殺すとなると畳が使い物にならなくなる程 傷んでしまうので、充分
に加熱出来ず、ダニの成虫・若虫・幼虫だけを殺す事となります。
欠点は、ダニ退治の条件の一つである【湿度を低くする】事ができず、
湿気を含んで暖まってしまった畳はダニの卵が孵化しやすい状態と
なり、逆にダニ被害が再発し易くなります。
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密封された倉庫などに、畳や畳床の藁を入れて薬剤などのガスを充満
させてダニや虫を殺す方法ですが、確かに成虫・若虫・幼虫には有効
なのですが、卵まで殺すとなると効果は厳しいようです。
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ダニシラズ
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ダニシラズの主成分はホウ酸で出来ています。
ホウ酸の致死量は、乳幼児で3〜6g、成人は15〜30gで、ホウ酸を
飲んだり吸い込んだりすると、吐き気・嘔吐・下痢・腹の痙攣・皮膚や
粘膜の紅斑・循環器系の虚脱・心悸高進・チアノーゼ・意識混濁・痙攣
発作・昏睡を引き起こすことがあり、7才以下の幼い子供では、5g以下
でも死に至ることがあります。
また腎臓が悪い人や、お年寄りの場合には、もっと少ない量でも危険
になり、実際 命にかかわるような中毒事故も報告されてます。
毒性重み付け係数では、大気経由の毒性では発癌性が指摘されて
アメリカでは使用制限されている殺虫剤のスミチオンは 10の2乗で、
ホウ酸は10の3乗以上と人に対する毒性が高く、安全性が高いとは
言えず、危険です。
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平成4年に、ニュース・プラス1で放送されたものです。
この中で、煙タイプ・畳に刺し込んでスプレーするタイプ・畳カバー法の
検証・実験が行われています。
文章で読むよりも、かなり具体的に理解できると思います。
←左の画像をクリックしてください。(音量にはご注意下さい。)
※虫が苦手な方は見ない方が良いかもしれません。
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